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8月13日から15日にかけて、東京ビックサイト(有明コンベンションホール)で開催されたコミックマーケット。今年は過去最多と呼ばれる56万人を動因した大イベントとなった。同人誌即売会として機能しているだけではなく、最近では企業ブースも限定品などを売るなど、アニメファン、ゲームファンの需要と供給が詰まった大会となっている。
今年は仕事も一区切りし、一日目からいかれるようになったのだが、問題は熱中症で倒れている人たちがいないかということだった。今年はなんといっても記録的な猛暑のため、倒れる人たちがいないかどうかと不安だったのだ。 一日目はそんな不安をかき消すかのような涼しさ。雲が多く比較的風も涼しかった。東館をつなぐ廊下こそ蒸し暑かったものの、東館内は比較的エアコンも効いており、快適だった。一日目はアニメの中ではヘタリアの参加率が高く、次に忍たまといった具合だった。 しかし、夕方から二日目の列がすでにできたという証言が飛び交っており、徹夜組の執念みたいなものを感じた。ぶっちゃけた話泊まる宿屋がなかったのか? 二日目は東方を中心としたゲーム系、ライトノベル系サークルなどがひしめき合った。しかし、ライトノベル系サークルでも「デュラララ!」が網羅しており、こちらも大混雑だった。東方Projectの本家サークルも正午近くで完売したという。 三日目はいわずもがなの日である。東館へちなぐ連絡通路も熱気が違った。DQ9のすれ違い呼び込みでDSを持ち歩いていたのだが、そのDSですらフリーズしてしまったほどの熱気だったのだ(とはいえ、3日で100人を呼び込んだのは偉業といえば偉業か。)。 どこもかしこも熱かった。サークルスタッフをやっていた知り合いでさえ、熱中症になるくらいの熱さだったという。今日ばかりは東ホールの冷房もかき消され、まさに熱気しか出なかった。 ●同人誌にも規制の波? そのさなか、とある成人向けをメインに活動をしているサークルが事故を起こした。しかも、その原因は「性器のボカシ」だったというのだ。 コミケスタッフかある委員会かどうかはわからないが、その結果、本すべてが修正の対象となったため、スタッフが大忙しで修正したそうだ。そのために三時間以上も参加者が足止めを食らわされ、立ち往生してしまったという。 こういった検閲が入ったのは珍しいのではなかろうか。同人の世界にまで、規制が及んでしまったのはある意味悲しい結果ともいえよう。しかし、もしそうなってしまった場合、一番ダメージを受けそうなのが、ジャニーズ関係者に見せないというJ禁などではなかろうか。女性向け同人誌では、そんなケースもありそうなのだが…。 ●会場内では新しい試みも また、近年から日本でも流行りだした「Twitter」などのささやけるSNSを利用し、「××本が売切れたぞー」などとインターネット上での会話も多かった。その中で、サークルとツイッターが連携し、ツイッターを見た人に対して初の割引制度を実施したサークルもあった。内容は「合言葉を言うだけで100円割引、または特製ガムを差し上げます」というものだった。 だが、対象となったユーザーはわずか4名ほどしかなく、実施した本人でも「サークルとしての努力が足りなかった」と語っている。 準備会では、インターネット接続のトラフィックを重視してか、「会場内でのつぶやきはご遠慮ください」と告知していたが、これが仇となってしまったのかは定かではない。 しかし、ツイッターはアイデア次第ではこういった割引サービスもできるといった、一つの実験要素としては成功したのかもしれない。冬ではこのようなツイッターを利用した特典が増えるのかもしれないと予測している。 ●プロは「並ばない」? あと、近年では同人誌を取り扱う本屋が増え始め、並ぶのが苦手に人は後日そちらのほうへ行くという人も増えてきたらしい。巷では「3.5日目」と呼ばれている。 大手サークルは混雑するところも多く、時間も消費してしまうため大手ばかり買う人たちにとっては、今年は熱中症云々で並んだら熱中症になるため、このような選択肢も増えたということだ。 今年は猛暑の中開催された「コミケ78」。特に三日目は猛暑の中で開催されたため、参加者数も含め、非常に熱かったコミケといわざるを得ない。 (文・仙童孝義) PR |
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